ハイスコアガール6巻はいいぞ
ついに出ました、6巻です!
ラブコメ路線が強くなってきた流れですが
いうて、ゲームへのこだわりと情熱をしっかり描いてありますよ!
ヴァンパイアのフォボスの小足ガーキャンとか
伝説的な名場面など、作者の方のヴァンパイアに対する愛情を感じずにはいられません。
負けて悔しいから対策していく、情熱をかたむけていく話は本当に胸打つものがあります。
0円昇竜では到達できない、50円2クレのゲーセンに遠くても足げに通うヒストリーは共感しかありません。
自分も格ゲーを練習したくて人が少なくて安いゲーセンに朝から行ってました。
酢昆布をはみはみしながらオープンを待っていの一番に店に入って
ガチャガチャとレバーを動かしてましたね、懐かしい。
自信がついたら駅前の人が集まるゲーセンにいって練習の成果を出してました。
その時は1クレ100円なので勝負心が高まりました。
それでも9連勝までだったりすると
まだまだ下手くそだなと落ち込んでイメージの中でキャラを動かしてました。
20連勝を超えてくるとギャラリーがちょっと集まってくるのが心地良かったなぁと良い思い出ですね。
ゲーセンだけの友達もできて、学校をさぼってもゲーセンは行ってました。
当時は携帯なんてなかったですからお互いの連絡先なんて知らなくてゲーセンに行けば会えるだろって認識しかなかったです。
自分で必死こいて編み出したつもりのコンボや立ち回りも
あっさり返されたり、そんなの知ってるよとバカにされたりして
沢山学ぶことが多かったです
中学生だった自分によく奢ってくれた夜のお兄さんも印象に残ってます。
当時のゲーセンはほんとに薄暗くてアングラでした。
悪そうな人が多くて血の気も多かったですが
いつのまにかすごく、面倒を見てもらってたなぁと今は思います。
うちは昼夜と仕事で親が家に居なかったので
ずっとゲーセンにいることも多かったです
お金はなくても、ダベっているだけでも楽しい時間でした。
寿司屋の息子と仲良くなって、そこも親が不在が多くてそこの家事を手伝うようになったら、その親から駄賃を貰えるようになって
何日もゲーセン行っては泊まりこんで朝には洗い物と洗濯することで
朝帰りの親から駄賃を貰うのが金策でした。
いつのまにか家には着替えをとりに帰る程度でほとんど帰らなくなってました。
それくらい真剣にゲームと仲間たちと向き合っていた時期でもありました。
いまもそんな気持ちはあまり変わってないかもです。
いかに人と遊ぶか接するか
それを学んだのもゲーセンがあったからだと思います。
いまはオンラインで家にいても誰かと遊べますが
やはり人と遊ぶのは対面して遊ぶのが一番
コミニュケーション力が上がりますからね。
また明日、次の日も笑って遊べるように
ある意味気を使って遊んでいたんだと思います。
オンラインなら切断すれば終わり
そんな事ができないからこそ、まわりと向き合って
ガキなりに必死だったなぁと今だからこそ思います。
ゲームは人と向き合ってするもの
一人用のものでも語り合うことで共通の話題にする
今も昔もこれは自分の中では変わらないことですね。
そんな気持ちを改めて感じさせてくれるハイスコアガールは
素晴らしい作品だと思います。
※恋愛部分はまた別とします