沢城の兄貴の話を聞いて、春日くんは思いました。
若である自分の子供のために、親っさんと盃を交わしたんだと。
それはそうとしても、親っさんの本当の子供はどこにいったんでしょう。
奇しくも同じ日で同じタイミングで親っさんの妻である茜さんもコインロッカーに子供を隠した事実があります。
茜さんは親っさんと知り合う前は春日くんのホームである
桃源郷で働いていたようです
過去の大晦日の夜に子供と命を狙われた茜さん
逃亡中に産気づいてしまったようです
本来なら産婦人科でそのまま出産する予定が、逃亡するはめになったので
どこかで産むしかない状況に陥ってしまったみたいです。
そこで頼ったのが、桃源郷だったのかもしれないそうです
出産してそのまま赤ちゃんを連れて逃げた先がコインロッカーだったようです。
コインロッカーに赤ちゃんを隠して、桃源郷のスタッフに取りに来てもらうよう
連絡をしていたようです。
親っさんも連絡をもらっていましたが、保険をかけていたんでしょうね
そして沢城の兄貴は、その一部始終を見ていたようです
自分たちの赤ちゃんを抱きかかえていった親っさんの後に来た
桃源郷のスタッフさんが、コインロッカーから赤ちゃんを見つけている様子を。
茜さんが無事に戻ってくるまで、預かっておくと当時の店長さんが言っています
しかし、茜さんはこのまま帰らぬ人となってしまいました…
そして沢城の兄貴は事態を理解しました。
赤ん坊のコインロッカーでの取り違えが起きてしまった事に。
そこから導き出される答えは、そうですね
春日くんは荒川真澄の、親っさんの息子なんです。
全てを話した沢城の兄貴は、覚悟を決めていました。
自分が死んで、近江連合の石尾田が若の側近になるだろうと言います
若は本当の父親が沢城の兄貴とも知らずに命を奪うだろうと…
しかし春日くんの必死の説得によって、沢城の兄貴は警察に捕まって
罪を償う事になりました
沢城さんが死んでも何も良い事なんてないですからね
そして星龍会に襲撃する情報を送ったのは、沢城さんだったようです。
本当は春日くんに止めにきて欲しかったんでしょうね
だから、いつも遅いんだって言っていたんでしょう。
こうして十三章が終わり。
十四章である伝承に続くようです。
どんどん見えてきた春日くんと若の秘密ですが、この2人を巡ってどう物語が進むか楽しみです。