まず桐生さんは靖子がやってきた事の理由を聞きます。
なぜ人を殺してまで、兄に会いたいと思うのか
靖子は答えます、自分は本当ならとっくに死んでいた人間なんだと。
それを救ってくれたのが兄だったんだと言います。
どうやら靖子は生体移植によって命が救われたようです。
幼い頃から腎臓が弱くて、余命いくらもなかったらしいです。
しかし、その腎臓は兄のものではないようです。
冴島は自分の腎臓を移植に使ってほしかったのですが適応外だったのでした。
なぜなら、冴島と靖子には血のつながりはないからです。
冴島兄は父の連れ子であり、靖子は母の連れ子という関係でした。
それでも冴島兄は、靖子の実の父親を探してドナー提供を頼みにいきました。
当時の冴島兄は15歳そこらだったようですが、すごい行動力ですね
しかし、靖子は死んだ母親から父親の事をきかされていたので諦めていたようです
酒に酔っては乱暴を働くようなダメな男だったからです
しかも父親は関西の近江連合で極道まがいな事をしていたと言います。
そんな人間がドナー提供をするとは思えないのも無理はありません。
冴島兄が何度も頼みこむものの、靖子の実の父親は3000万払うなら聞いてやるという
条件を出しますが、当時の冴島兄は15歳
どうやったらそんな金額を用意できたのでしょうか…
まだまだ靖子の話は続きますが、長くなるので次回に続きます。