夏休みは龍が如く4 その58
葛城に情けをかけた冴島でしたが、途端に葛城が冴島に銃を抜き出し発砲します
しかし、そこにすばやく気付いた靖子が冴島の盾になります。
葛城の銃をとりあえげ、靖子は谷村から渡されていた銃を出します
もう自分が長くないと悟った靖子の取った行動は
谷村の父親の無念を背負って、自分で葛城を殺すことだと判断したようです。
興奮する冴島を抑えて、靖子は葛城に近づいていきます。
靖子は最後の言葉のように、冴島にありがとうと言います。
冴島のためにと、葛城のいいなりに殺人を犯してきた自分がまっとうに生きていけるとも思っていなかったようです。
この期におよんで命乞いをする葛城
一度は見逃されたのに、銃を向けたのは相打ちしてでも殺す気があったんじゃないでしょうか。
どのみち自分は助からない行動をしておいての命乞いはみじめですね。
息も荒くふらふらしながらも靖子は葛城に銃弾を浴びせます。
防弾チョッキでは防げない脳天への一撃でした。
やりきった安堵の表情で靖子は倒れます。
冴島は目覚めることのない靖子を抱いて号泣するのでした。
こういう展開になると何が正しい選択だったのか、わからなくなりますね
ただ結果的に死ななくてよい人間が一人死んでしまったという悲劇になってしまいました。
自分を殺そうとした悪党はちゃんと殺しておけという教訓ですね。