ストリートファイター5の、1年間の集大成であるcapcom cupがはじまりました
本日はベスト8まででしたが、明日17日の朝6時から決勝リーグがはじまります
10時間以上もかかる配信でしたが、見ごたえたっぷりでした
まずこの大会までの道のりを越えてきたプレイヤー達は本当にすごいと思います。
最近は格闘ゲームはソウルキャリバー6くらいしかやってない私が見ても技術やメンタルのすごさを感じ取れる試合ばかりでした
eスポーツだなんだと騒がれる前から、大きな格闘ゲームの大会はありました
そんな中でプロゲーマーというものが増え、そういう人たちの意識レベルは高いものになっていました
勝つことで得るものも大事ですが、負けて得るものの多さや大切さをしっかり噛みしめていて、次の大会での結果につなげています
彼らは真剣にこのゲームという世界をeスポーツという文化に変える努力をしていると感じました。
逆にいうと、それをとりまく環境の方が成長がなく
一過性のブームにのっかってヘラヘラしている印象を受ける部分があります
たかがゲーム、されどゲームの認識に真剣さをどう感じさせるかは
プロだけじゃなく、いちプレイヤーやオーディエンスの考えや行動も大事になってきてると思います。
ゲームをしていてお金が貰えるだけですごいのではなく
何をしてお金を貰えているかを考えているかが大事です
普通に仕事をしていても、それを意識している人は多くはないと思います
自分がどうやって何をやって、お金を手にいれてるかを感じとって行動できている人がプロだと私は考えます。
1個1円にもならない空き缶を拾って、1時間千円稼げますか?
自分が1時間で千円稼げている理由や努力を考えることで、成長できる要素になると思います
少し違いますが、そのお金の価値ゆえに当時のアーケードでの対戦というものは
真剣でした
100円を使って、いかに長く遊べるようになるか
負けてもいいから、強くなりたいから強い人を対戦をしてもらう
そこに投資をして、のちに負けないようになる
だから負けると真剣にむかつくし悔しい思いをしました
現在、現役で活躍しているプロゲーマーの人たちの先駆者たちは
そういう世界でもまれてきた人が多いです
その人たちが道をつくり、世界中の人が必死に練習して競いあう大会
それがいまのcapcom cupに見えるもうひとつの深みだと思います。
ゲーセン文化もネット対戦文化もない国の人も、できうる環境で練習を積み重ねてきます
そこにあるのは負けたくない、勝つことで自分の夢を叶えようとしています
それがたかがゲームの世界にひろがっています
何事にもお金と時間とタイミング
大きな大会には必ずそれを教えてくれる何かがあります
それをネットの配信で見れる環境も本当にありがたいことです。
すばらしい試合を見せてくれるプレイヤーさんたちに感謝いたします。